医学生わくばの欲張り技術ブログ

〜E資格を取りに行く!〜

医師がプログラミングをできる必要はあるのか

 

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わくばです!

 

 今日は僕自身の活動指針を根本から、しかも自ら揺るがしにいきます笑

ですが、自分が現時点でこの問にどう結論もしくは折り合いをつけているのか、ひいては何をモチベーションとしているのかはっきりさせておこうと思ったんですよね。

 後で見返して答え合わせをしたいというのもありますし、ご一読くださった皆さんのご意見もぜひ拝聴したいというのも理由にあります。

 

 

 

 結論から申し上げて、医師にプログラミングスキルは必要ないです。笑

むしろそっちに時間使うより、どうせなら心電図検定やTOEICといった明らかに必須なスキルに時間を使ったほうがいいでしょう。時間とお金、気概があるならUSMLEを受けて米国医師国家資格ECFMGまで取りに行くのも一つの道でしょう。

 

 ではなぜ5年にもなった今頃プログラミングなんかはじめたのか

 

僕がプログラミングを学ぼうと思った理由は主に2つ

 

医学的知見の不確実さ、そして非学問的側面における開発研究の重要性に気づいた

 僕の大学は3年でCBTを受け4年から実習が始まります。なので臨床現場での経験は現在二年目で、その1年半の間に様々な患者さんを担当させていただきました。患者さんのお話を聞いたり診察したりしながらいろんな知識をつけてきたつもりですが、正直教科書的な知識はあんまり役に立たんなぁと感じました。役に立たないというか、実際の症例だと非典型例の方が多すぎるんですよね。もちろんあらゆる症候や検査の感度・特異度を暗記すれば確度の高い診断ができるでしょうがそれが身につく頃には残りの医者人生どれだけ残っているのやら、、、

 

 また、いろんな僻地で実習させて頂いた際に、十分な設備がないために治療が間に合わないケースや、患者さんが病院に来る体力がないために重症化するなど、医学そのものがいくら進歩しても解決しようのない問題をいくつか見てきました。

 

 僕は、医学分野で知見を尖らせるより医学の普及や設備に力を割いたほうが、多くの命を救えると考えています。マンパワーばかり増やすのはもう限界だと思います。医療資源の分布に医療の質が左右されない仕組みづくりを行っていかないと、労働者人口が減少し続けている日本は沈没します。

 

 僕はこういった分野の開発にはやはりIT技術が鍵になるのではないか、と考えています。その入口としてプログラミングスキルから学ぼうと考え至ったわけです。

 

IT技術を用いた医学の新技術や新パラダイムの出現は時間の問題 

 インターネットやコンピュータは避けて通れない世の中になりました。新しい医学技術はほぼ間違いなくIoTやクラウド、AI、ブロックチェーンなどを始めとした新しいIT技術とともに生まれます。そういった技術が生まれてから後手後手にキャッチアップしていくのは医者をやりながらは厳しいでしょう。だから多少なりとも時間のある学生時代にIT技術には抵抗感をなくしておく必要があると思います。

  

余談

 僕は現在AIの勉強をメインにしており、G検定も一応取りましたが、実はAIである必要はないんです笑。医学とのシナジーがあって潰しが効きそうだからAIの勉強をまずはじめてみようと思っただけで、アプリ開発などのほうが僻地医療の改革に役立ちそうであればそれもありです。

 僕の目的は学生のうちにプログラミングスキルでマネタイズすることとかではありません。僻地を事実上僻地でなくすことです。物理的には僻地でも、心理的・論理的には僻地ではなくしたいのです。そのために使えるものがプロックチェーン技術であればそれを勉強しますし、クラウド技術などの導入で改善できそうであればそれを取り入れます。

 この目標の達成のために最も大切なことは、技術力ではなく発想力・転用力であると思っています。なのでまずは広く浅くどんな技術があるのか知るところからはじめないといけないと思っています。AIの勉強を主軸にしつつ、もっといろんな技術に貪欲に手を出していいきます。

  

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