遅延評価的学習の危険性
わくばです!
都知事選も始まり、世間の動きから目が離せなくなって来ましたね。しかも候補者のクセがすごい。クセまみれなんですよね笑 それぞれの公約もはっきりしていて興味深いです。どうなるんでしょうね。
ところで遅延評価的学習という言葉を知っていますか?「遅延評価」という言葉はプログラミング用語からきているようですが、ようは「必要になったら必要なだけ勉強する」という学習法です。プログラミング学習でよく推奨されている方法です。
世の中で推奨されている事柄で僕が必ず確認するのが、「誰を対象に推奨しているか」という点です。そこをないがしろにすると痛い目を見ます。遅延評価的学習はその仕組から察するに明らかに中級者以上に適応できる学習法です。初学者がいきなりやろうとすると挫折します。
理由①:「必要になった時」がいつで、「必要なだけ」がどのくらいか判断できる能力が前提である。
ある程度知識があれば、どのくらい深くまで調べるか強弱がつけられますが、初学者はそうはいきません。不要なところで長時間立ち止まったり、調べたはいいものの結果的に知らなくても困らない内容だったりします。
理由②:計画が立てにくい。故に挫折しやすい。
どこにどのくらい時間を割けるのかわからないですし、イレギュラーな問題が乱立しやすい。あれも調べなきゃこれも調べなきゃとなると管理は難しいですし、初学者だとわからないことだらけでどこから手をつけていいのかも判断できないでしょう。学習そのものの管理ができなければ継続もできません。
理由③:自分の位置を把握しづらい
業者が提供するカリキュラムや書籍の内容どおりやれば完璧かと言うとそんな訳はないですが、少なくとも相対的に自分がどのくらい学習が進んでいるのか把握しやすいのは事実です。モチベーションも維持しやすいはずです。
以上が遅延評価的学習のデメリットです。決して遅延評価的学習を否定しているのではなく、初学者にはおすすめできないだけです。僕自身は遅延評価的学習は効果的だと思っていますし(正確に言うと医学やITなど日進月歩の分野ではそうせざるを得ない、、、)、医学に関してはもう5年生なので日頃から遅延評価的学習を行っています。ですがプログラミングは初心者なので、学習する本などを決めて先行評価的に学習しています。
手法というのは誰が用いるかも考慮して設計されます。自分のレベルを確認しつつ適切な方法論を用いるよう心がけましょう。では。