医学生わくばの欲張り技術ブログ

〜E資格を取りに行く!〜

「勉強が楽しい」は諸刃の剣

 わくばです!

 コロナショックで倒産している会社もある中、勉強する経済的余裕があることに感謝する毎日です。はやく前みたいに戻りたい、とは言わないまでも、先が予測で入る程度までは安定してほしいものです。

 

 勉強のモチベーションの維持って大切ですが、「苦痛」も必要だと思っているんですよね。僕は人より少し浪人期間が長かったので、長期的な勉強の良し悪しについては若干人より理解があるつもりなんですが、「勉強が楽しい」という状況はときに危険でもあります。特に受験勉強が良い例ですが、今行っている学習が「手段」にすぎない時は顕著です。

 具体的にどんな危険があるのかというと①目的を忘れがち、②効率が悪くなっていることに気づきにくい、③深みにハマることがある、です。

 ①はよく起こります。勉強は手段であることが多いですから、それ自体に喜びや快感を覚えすぎると本当の目的からそれてしまうことがあります。浪人生の中にも化学の勉強が好きすぎて大学レベルの内容まで手を出している人がいましたが、これが良い例です。化学の点数で頭一つ抜けることで合格を目指すという戦略なのであれば良いかもしれませんが、、、、明らかに非効率です。

 ②はいかんせん自分で気づきにくいから厄介です。勉強が楽しくなると、今やっていることが目的から逆算すると最善ではないのにやり続けることがあります。これは勉強に没頭できていることによる”うまくいってる感”もありますし、そもそも楽しんじゃっているから違和感に気づけなくなっているというのもあります。本来なら効率が悪いときは”めんどくささ”みたいなものを感じ取れるものですが、楽しくてその「めんどくさい感」も吹っ飛んでしまっている状態です。

 ③は京大生に多い印象です笑。決して全員ではないですが、興味が先行するとマニアックすぎて現実的目標から遠のく可能性があります。ただそこを能力で突き抜けて画期的発明にしてしまうところが京大生でもありますが笑。京大のお家芸ですね。

 

 勉強が楽しく感じるというのはフロー状態みたいなもので、アクセル全開なので良い状態とおもいやすいですが、周りが見えなくなります。だからこそぼくは軌道修正をこまめにしています。ほんの少しの脱線でも気づいた時には全然違う場所にいることがあるので。また勉強が苦痛であるということも大切なことで、効率よく勉強するための動機になります。脳科学ではフローに対して、非集中状態をDMN(デフォルトモードネットワーク)といいますが、それらをうまく切り替えながら、効率よく勉強していきましょう。

 

 実習の課題が溜まっているのでそろそろおいとましなくては。課題のような、やりたくないことに意図的に「没頭」できる能力が欲しいです、、、λ

 

では。