医学生わくばの技術ブログ

〜僻地医大の5年生がIT技術で僻地をなくすまで〜

その不安、フレーム外ですよ。〜人間存在とフレーム問題〜

 わくばです!

 

 最近、ブログ書いたりプログラミング勉強したりしてると、突如不安に襲われる事があるんですよね。

 

 あー、おれこんな勉強速度で結果出せんのかな。やっぱ量より質かなー。

 あー、進級試験落ちるんじゃねえかな。睡眠時間削ろうかな〜。

 

 こんなことを思いながらG検定の勉強していたら、ある”問題”を思い出しました。

 

〜フレーム問題〜

ご存じない方もいると思うので軽く説明させてください。

これはAIが問題解決の際に生じる問題なんですが、AIには「今からしようとしていることに関係がある事柄だけを選びだすことが、実は非常に難しい」という問題です。

 哲学者ダニエル=デネットの有名なたとえを引用します。

 

状況として、洞窟の中にロボットを動かすバッテリーがあり、その上に時限爆弾が仕掛けられている。このままでは爆弾が爆発してバッテリーが破壊され、ロボットはバッテリー交換ができなくなってしまうので、洞窟の中からバッテリーを取り出してこなくてはならない。ロボットは、「洞窟からバッテリーを取り出してくること」を指示された。

 

人工知能ロボット1号機R1は、うまくプログラムされていたため、洞窟に入って無事にバッテリーを取り出すことができた。しかし、R1はバッテリーの上に爆弾が載っていることには気づいていたが、バッテリーを運ぶと爆弾も一緒に運び出してしまうことに気づかなかったため、洞窟から出た後に爆弾が爆発してしまった。これはR1が、バッテリーを取り出すという目的については理解していたが、それによって副次的に発生する事項(バッテリーを取り出すと爆弾も同時に運んでしまうこと)について理解していなかったのが原因である。

 

そこで、目的を遂行するにあたって副次的に発生する事項も考慮する人工知能ロボット2号機R1-D1を開発した。しかしR1-D1は、洞窟に入ってバッテリーの前に来たところで動作しなくなり、そのまま時限爆弾が作動して吹っ飛んでしまった。R1-D1は、バッテリーの前で「このバッテリーを動かすと上にのった爆弾は爆発しないかどうか」「バッテリーを動かす前に爆弾を移動させないといけないか」「爆弾を動かそうとすると、天井が落ちてきたりしないか」「爆弾に近づくと壁の色が変わったりしないか」などなど、副次的に発生しうるあらゆる事項を考え始めてしまい、無限に思考し続けてしまったのである。これは、副次的に発生しうる事項というのが無限にあり、それら全てを考慮するには無限の計算時間を必要とするからである。ただ、副次的に発生する事項といっても、「壁の色が変わったりしないか」などというのは、通常、考慮する必要がない。

 

そこで、目的を遂行するにあたって無関係な事項は考慮しないように改良した人工知能ロボット3号機R2-D1を開発した。しかし今度は、R2-D1は洞窟に入る前に動作しなくなった。R2-D1は洞窟に入る前に、目的と無関係な事項を全て洗い出そうとして、無限に思考し続けてしまったのである。これは、目的と無関係な事項というのも無限にあるため、それら全てを考慮するには無限の計算時間を必要とするからである。事程左様に、人間のように判断することができるロボットR2-D2を作るのは難しい。

 

 これは悪魔の証明と言われる「非存在の証明」に近いところがあるんですが、目的と無関係なことをいくら考慮したって証明のしようがないということです。「他に関係する事項は”存在しない”」ことを証明するには、n= ∞ の帰納法を扱わなければならないからですよね。ですから、行為目的というフレーム(額縁)に対して何がフレームの外で、何が内側にあるのか判断するのは非常に困難なことなんです。

 

 

 

 AIの問題とかいいつつ人間にもあてはまることだと思いませんか。先程の僕のくだらない悩みだって全部無関係とは言い切れないけど、だからこそ無駄なんですよね。悩み一つ一つが、現行の目的と無関係とは言い切れないからこそ、それを考え始めると動けなくなる。だって「関係ないとは言い切れない心配」なんて無数にあるのですから。

 

 不安をなくすのは無理なんです。いくら考えても消えない。

 

 解決策は簡単で優先順位をつけること

 そしてそれ以外のことは無関係と割り切って「フレームの外」へおいやってしまいましょう。考えない。考えそうになったときは昼寝をすればいいんです。

 

 

 

 僕も不安に支配されないように、フレームを自ら絞って勉強に没頭したいと思います。

 

では。

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