医学生わくばの欲張り技術ブログ

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ポモドーロテクニック、ちゃんとわかって使ってますか?

 

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 わくばです!

 仕事効率化のテクニックとしてポモドーロテクニックというものがありますよね。今や常識レベルと思われるかもしれませんが、「25分.5分のサイクルで集中力を継続するテク」という認識しかしておられない方、多いのではないでしょうか。今回はこのポモドーロテクニックの見過ごされがちな適切な使い方と注意点を説明させてください。

 

目次

 

ポモドーロは記録・分析し、改善していくものである

   そもそも集中力がもっとも無理なく継続できるのは15分単位(15.30.90分など)と言われていますから、集中力をあげるなら15分とか30分単位にすべきです(現に30分.6分サイクルで作業されてる方もおられます)。しかしこのポモドーロテクニックの提唱者であるフランチェスコ=シリロは25分.5分のサイクルを推奨しました。

 なぜでしょう。それはフランチェスコ=シリロがこの25:5サイクルを1ポモドーロとして、日々のポモドーロを記録・管理・分析することを前提にしているからです。たしかに、記録するなら一単位が36分と中途半端なものよりも、30分(1時間の半分)という設定の方が、その他のスケジュールと一緒に扱いやすいですよね。例えば12時から開始したら13時までに2ポモドーロこなせる、と単純に計算できます。

 

 より良いポモドーロの利用方法としてフランチェスコ=シリロは以下の2つを上げています。

  • 内的中断を記録し、ポモドーロの質を視覚化する
  • あるタスクに何ポモドーロ必要か予測と実測を繰り返し、自身が1ポモドーロでこなせるタスクが如何ほどか分析する

 

内的中断を記録し、ポモドーロの質を視覚化する

 一つのポモドーロ内で生じた外的中断*1や内的中断*2を記録し、一つ一つのポモドーロの質を視覚化することを推奨しています。

 以下の画像はフランチェスコ=シリロ著「どんな仕事も25分+5分で結果が出る〜ポモドーロテクニック入門〜」から抜粋したものです。最右列の「✗」が内的中断の数です。これが多いほど、集中が甘かったことを意味しています。

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あるタスクに何ポモドーロ必要か予測と実測を繰り返し、自身が1ポモドーロでこなせるタスクが如何ほどか分析する

  以下の画像は僕のNotionの画面で、Pdというのはポモドーロのことです。予測Pdでタスクの必要なポモドーロ数を予測し、実測Pdで実際のポモドーロを記録しています。誤差の欄をみると分かる通り、実際は予測より多くポモドーロを必要としており、1ポモドーロに対する自分の作業効率を適切に予測できていなかったことになります。このような記録を継続し、より適切に1ポモドーロでこなせる作業量を予測でき一日の時間を無駄なく使えるようになります。

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ポモドーロ・テクニックに適するタスクと適さないタスクを見極めるべし

 ポモドーロ・テクニックというのものの大前提は「作業」の効率化です。なので、深い思考が伴うものより単純作業のほうが適しています。特にアイデアの考案などクリエイティブな場面では時間を決めてしまうと視野が狭くなり、柔軟な発想が得にくくなってしまします。僕の場合はこの辺はシビアに線引をしていて、例えば教材を20ページ進めたいときは、疑問点や調べたいと思った内容はすべてメモをして、そのまま読み進めてしまいます。ストップして調べ始めると勢いが削がれますし、更に数珠状に調べたいことが生まれダラダラと時間が進んでしまいます。調べたいことは後でまとめてポモドーロを割り当て処理します。そのほうがタスク管理しやすいですし、わからない内容があっても読みすすめるうちに解決することも多々あります。

 

 

 

 以上です。疑問に感じたことや、不正確な情報などありましたらなんなりとコメントください。あと少しでも面白いと感じてくださった方がいたら★やTwitterのフォローをしてくださると嬉しいです。ブログ村のランキングも参加していますのでぜひポチッと。では。

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*1:外的中断:電話が鳴ったなど外的要因で強制的にポモドーロを中断せざるを得ない場合

*2:内的中断:上司に連絡したっけ、とかゴミ捨てしなきゃとか、頭の中に駆け巡る後まわしにできる心配事や用事など